発生日時:1897年11月2日(火)夜
発生場所:ロンドン・ノースブリッジ地区 ハリントン邸
担当探偵:プリズム・モートン
助手:***
捜査状況:継続中(未解決)
ハリントン夫人の宝石「クリムゾン・アイ」が晩餐会の最中に盗まれた。
現場には破壊の痕跡がない。
使用人の証言は曖昧で、招待客の動きにも不自然な点が見られる。
職業:貴族夫人/美術収集家
関係:被害者(宝石の所有者)
居住地:ロンドン・ノースブリッジ ハリントン邸
特徴:高価な宝石を多数所有、夜会を好む。
「彼女の夫の事業は、上手くいっていないようだ。」
職業:古美術商/コレクター
関係:招待客(目撃者)
特徴:葉巻を嗜み、珍品コレクションで知られる。
「盗難直前、展示ケース付近で目撃された。彼自身は立ち去る人物を見たと述べている」
職業:詩人/サロン主宰
関係:招待客(社交界の名士)
居住地:ロンドン・メイフェア
特徴:紫の手袋と香り高いラベンダーの香水がトレードマーク。
「手紙のインクが熱で色を変える、と彼女のサロンで話題になっていた。」
職業:舶来染料商/染色技師
関係:納入業者(夜会の装飾用布を手配)
居住地:サザーク・倉庫街
特徴:指先が藍で染まりがち、色の見分けに異様に厳密。
「展示台の布地は“藍ではない”とだけ言い残した。」
職業:植物学者/温室管理人
関係:邸内スタッフ(温室の鍵管理)
居住地:ハリントン邸・温室隣接棟
特徴:靴底に土を残さないほど几帳面、観葉植物の搬入経路に詳しい。
「温室の砂に続く足跡は、玄関ではなく側門へ消えていた。」
職業:写真師(報道)
関係:取材許可を得た来訪者
居住地:フリート・ストリート近郊
特徴:マグネシウム閃光器を携行、琥珀色のブローチを好む。
「写真があればよかったのに。」
職業:柑橘輸入商/海運仲介
関係:招待客(寄贈のスポンサー)
居住地:ドックランズ
特徴:封蝋は柑橘の香り、積荷管理に厳格。
「返送された封筒の蝋に、わずかにオレンジの香りが残っていた。」
職業:メイド長
関係:邸内スタッフ(清掃・配置の統括)
居住地:ハリントン邸・使用人棟
特徴:白いエプロンは常に無垢、物の位置ズレに敏感。
「展示台の布の折り目は“誰かが一度持ち上げて戻した痕跡”だと言う。」
職業:執事
関係:邸内スタッフ(来客管理・記録)
居住地:ハリントン邸・執務室隣室
特徴:無表情で正確無比、灰色の鉛筆帳で分単位の記録を残す。
「巡回記録の空白は、誰かが“見られたくない数分”を作ったと示す。」
職業:使用人(館の管理)
関係:邸内警備担当
特徴:几帳面で無口、決まった時間に巡回。
「“何も見ていない”という言葉を繰り返した。」
| No. | 証拠品名 | 発見場所 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 壊れた懐中時計 | 展示室の床 | 針は壊れたタイミングで停止したようだ |
| 2 | 青い絹の繊維 | 展示ケース | 夫人のショールと一致 |
| 3 | 「月の夜に」と書かれたメモ | 邸宅の庭 | 鉛筆で書かれていたようだ。紛失してしまった |
一部の証拠品はキャビネットに保管。2については調査のため標本を作製済み。