ベッドに寝かせたあのブロックの体は、もう動かない。 これで少なくとも、村に新しい遺体が増えることはないはずだ。
帽子を外したときだけ、彼は正気を取り戻す。だが… 残された選択肢は、もう「封印」しかなかった。
私は頭と体を分離した。 体はこの山小屋のベッドに、頭は堅い箱に閉じ込めた。帽子は、さらに別の箱へ。
――もしこの日記を読んでいる者がいるなら、覚えておいてほしい。 「帽子を被せるな。」
…しかし、本当は彼がお気に入りの帽子を何の気兼ねもなくかぶれるようにしてやりたいものだ。
ページの間から、古びた新聞の切れ端がひらりと滑り落ちた。